東京から3度逃げ出そうとし、その全てを失敗する。そのたびにガールフレンドも失った。
現代⇒過去回想⇒現代といった流れで書かれている回想記……かな。
現代の部分は特になんとも思わなかったけど過去回想時の文章は本を読んでいて久しぶりにすごい文章だと思った。こういう文章を書いてみたいと思った。そんな風に思えた作者は何人目だろう。
作者の紹介文に「言葉でビートを刻む」と書いてあったがまさにテンポがいい。
真面目に語っていたのにいきなり「やっぱりいいなぁ、おっぱい」なんて書いてしまうあたりにセンスを感じる。いや、別におっぱいだからとかそういうわけじゃなくて。
他にもこの人の書いたもの読んでみようかな、とそう思わせてくれる本でした。
オススメ。
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